仕事とプライベートを適切な分量に分けて、共に充実させる考え方がワークライフバランスです。どちらにどれほどの比重を置くのかは、人によっても環境によっても変わります。けれどもどのような環境にあるとしても心得ておくことがあるものです。
仕事は当たり前にこなしていても、時間内に終わらせることができない場合があります。時間内に終わらせることができないとプライベートな時間が減ってしまうため、プライベートを充実させるためには、仕事の効率をいかに高めるかを考える必要があるでしょう。
残業時間をいかに減らすか、定時内でどう終わらせるのかを常に工夫することが大事です。これは仕事を充実させることにもつながっていますし、どれほど手慣れた仕事であってもこのように目的意識を持つことによって取り組み甲斐を感じるようになります。仕事に充実感を感じるようになれば、その後のプライベートの時間も充実したものとなるのです。この好循環を生み出すのもワークライフバランスの目的ではないでしょうか。
また年齢によってもその比重は変わるようになりますが、年齢を重ねてくると引退後の生活のことを考えることが必要となってきます。仕事をしなくなってから、取り組めることがないことに気づく人も多いものです。老後の人生を満喫させるためにも、早い段階で楽しめるようなことを見つけておくことが大事です。そのための時間を確保することも重要ですし、もし仕事に注ぎ込んだ時間が長く趣味も無いようなら、それを新たに作り出すための時間も確保することが大切となります。